公的チェックリストと案件別レビューの違い
経済産業省は、AI事業者ガイドライン本編、チェックリスト、Excelワークシートなどを公開しています。これらは組織として取り組み状況を確認するための基礎資料です。一方、個別の製品・サービスでは、用途、利用者、データ、出力、影響範囲に応じた追加確認が必要です。
経済産業省「AI事業者ガイドライン第1.2版」公式ページを確認する ↗
公的チェックリスト組織の方針や共通指針への取り組みを広く確認する。
案件別レビュー具体的なAI利用によって誰に何が起こり得るかを確認する。
最初に自社の立場を確認する
| 立場 | 例 | 主な確認 |
|---|---|---|
| AI開発者 | モデルやAIシステムを開発する | データ、評価、安全性、技術文書、提供先への情報 |
| AI提供者 | AIを組み込んだ製品・サービスを顧客へ提供する | 利用条件、説明、監視、問い合わせ、事故対応 |
| AI利用者 | 他社のAIを業務で利用する | 利用目的、入力情報、出力確認、社内ルール、最終判断 |
一つの企業が複数の立場を持つ場合もあります。外部AIを組み込んで顧客向けサービスを提供する場合は、利用者であると同時に提供者としての確認も必要です。
共通指針を案件の質問へ置き換える
人間中心
AIの利用によって、本人の選択や人による判断の機会が失われないか。
安全性
誤りや想定外の出力を検知し、停止・修正・復旧できるか。
公平性
特定の属性や立場の人に不利益が偏らないか。
プライバシー保護
利用目的、取得範囲、保存、共有、削除を説明できるか。
セキュリティ確保
アクセス権限、脆弱性、ログ、委託先、インシデント対応を確認したか。
透明性
AIの利用、限界、出力の扱いを利用者へ適切に伝えているか。
アカウンタビリティ
責任者、問い合わせ先、判断記録、是正手順が定められているか。
実務で残したい記録
- 対象となるAI製品・サービスと具体的なユースケース
- 自社の立場と委託先・提供先との役割分担
- 各観点の評価理由と参照した資料
- 現在の対策と追加で必要な対策
- 対策後に残るリスクと許容判断
- 担当者、実施時期、完了条件、承認者
Clearframeはガイドラインの考え方を論点整理に参照しますが、ガイドライン適合、法令遵守、認証取得を保証するサービスではありません。
ガイドラインの観点を案件別に確認
自社の立場とユースケースを入力し、関連する7観点、対策案、根拠資料を整理できます。
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